※ 2016年12月27日追記: 本会は無事終了しました。たくさんの方にご来場いただき、本当にありがとうございました。この説明会の開催レポートがこちらに公開されています。説明会で使用された発表資料も開催レポートのページからダウンロードできますので、ぜひご覧ください。
「海外の大学院で学位を取得する。それも外国人と全く同じ条件で。」
それは日本ではあまり見慣れない選択肢かもしれません。しかし、ご存知でしょうか。海外のトップの大学院では、優秀な大学院生のほとんどが学費を免除される上に、生活費を賄うための給料も支給されています。経済的な心配のない環境で、充実した環境と優秀な同僚たちに囲まれ、好きなことに熱中できる毎日です。そんな魅力的な選択肢が、ただ見知らぬものであるが故に見過ごされてしまっているとしたら、それは大変もったいないことです。だからこそ本説明会では、みなさんに学位留学をもっと身近に感じて頂きたいと思っています。「海外大学院ってどうやって出願するの?」「卒業後の進路は?」などなど、様々な疑問を準備してお越しください。理系・文系を含む多様なバックグラウンドを持った留学経験者たちが、あなたの疑問にお答えします。
海外大学院留学は就職、進学に次ぐ第三の選択肢です。これは日本での「既定のコース」から外れてしまう、比較的ハードルの高い選択肢であるかもしれません。しかし、その先には刺激的で数奇な経験と、世界を舞台に活躍する道があなたを待っています。留学を通じて世界で勝負してみたいみなさん、ぜひ説明会に足を運んでみてください。
主催: UT-OSAC、米国大学院学生会
後援: 東京大学本部卒業生室・国際交流課、船井情報科学振興財団、米国大使館
日時: 2016年12月23日(金・天皇誕生日) 13:00~16:00
会場: 東京大学本郷キャンパス工学部2号館213教室
(説明会終了後、工学部2号館展示室にて16:00-18:00の間、懇親会を開催)
参加費: 無料
本説明会は一般参加も受け付けています。社会人の方・他大学の方もふるってご参加ください。前回(2016年夏)は、180名ほどの参加者のうち、6割が東京大学の学生、3割が他大学の学生、1割ほどが企業にお勤めの社会人という人数比でした。
事前登録
参加をご希望の方はこちらより事前登録をお願いします。事前登録がなくても参加いただけますが、満席の場合は事前登録いただいた方の入場を優先させていただきます。
プログラム
13:00-13:50 第1部(講演会)
「海外PhD出願と研究生活 ~東大から中国,そしてアメリカへ~」
講演者: 青木俊介(カーネギーメロン大学 Ph.D.課程: 計算機工学)
「道を外れるための道: 専門分野の転向と海外大学院修士課程」
講演者: 鵜飼貴也(パデュー大学 M.S.課程: 航空宇宙工学)
14:00-16:00 第2部(パネルセッション)
パネルセッションでは、事前登録フォームからお寄せいただいた質問を題材に留学経験者が討論します。その意味でも、ぜひ事前登録フォームでのアンケートにご協力いただければ幸いです。
「留学の動機、長所と短所」
進行: 児玉真希(ライス大学 Ph.D.課程: 歴史学)
「出願準備について」
進行: 市川早紀(マサチューセッツ工科大学 Ph.D.課程: 化学)
「英語の学習法」
進行: 野田俊也(スタンフォード大学 Ph.D.課程: 経済学)
16:00-18:00 懇親会・座談会
工学部2号館展示室へ移動して開催。海外大学院留学経験者、およびこれからの留学志望者と情報交換する絶好の機会です。
講演者・パネリスト プロフィール
青木俊介(カーネギーメロン大学 Ph.D.課程: 計算機工学)
2012年3月、早稲田大学電子光システム学科を卒業。2014年3月、東京大学情報理工学研究科電子情報学専攻修士課程を修了。マイクロソフト・リサーチ・アジア(MSRA) のVisiting fellowを経て、2015年8月より Carnegie Mellon University, Electrical and Computer Engineering Ph.D. courseに進学。Real-Time and Multimedia Systems Laboratory/ CyLabに所属。自動運転車のための車々間通信、リアルタイムシステムの開発などに取り組む。Funai Overseas Scholarship Student (2015-)。
鵜飼貴也(パデュー大学 M.S.課程: 航空宇宙工学)
2014年3月、東京大学薬学部を卒業。同大学薬学系研究科の大学院入試に首席で合格、2014年4月の大学院入学式にて全学の代表として宣誓文を述べる。同年8月より9ヶ月間宇宙航空研究開発機構(JAXA)にて技術研究員としてのインターンを経て、2015年8月にPurdue University School of Aeronautics and Astronautics M.S. courseに入学。専門は最適化数学、機械学習を用いた航空宇宙分野でのオペレーションズリサーチ。主に宇宙ミッションにおける輸送プランの最適化や、航空機の航空路への割り当て予測問題などに取り組んでいる。Funai Overseas Scholarship Student (2015-)。
児玉真希(ライス大学 Ph.D.課程: 歴史学)
2011年3月上智大学外国語学部英語学科卒業。同年の4月から東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻(北米科)に入学。2013年3月に修士課程を修了し、博士課程に進学。2015年8月からフルブライト奨学生としてRice University, School of Humanities, History Departmentに留学中。現在の研究テーマは18、19世紀大西洋世界とジェンダー史。
市川早紀(マサチューセッツ工科大学 Ph.D.課程: 化学)
2014年3月、東京大学理学部化学科を卒業。2014年7月より、Massachusetts Institute of Technology, Department of Chemistry, Ph.D. courseに進学。専門は、有機合成化学及び有機金属化学。現在の研究テーマは、銅触媒を用いたアルケンのヒドロアミノ化反応の開発である。日本学生支援機構 海外留学支援制度(大学院学位取得型)派遣者。
野田俊也(スタンフォード大学 Ph.D.課程: 経済学)
2012年3月、東京大学経済学部経済学科を卒業。この際、卒業論文は特選論文として表彰され、経済学部卒業生総代に選出された。2014年3月、同大学経済学研究科修士課程経済理論専攻を修了。2014年9月より、Stanford University, Department of EconomicsのPh.D. courseに進学。入学時、E. K. Potter Fellow of Stanford Graduate Fellowshipに選出される。専門は入札・マッチング・選挙などの制度・システムを数理的に分析する制度設計論(Market/Mechanism Design)。2016年6月より、米国大学院学生会広報係も担当。Funai Overseas Scholarship Student (2014-)。
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