
海外の大学院への進学は、それ自体がゴールというより、長いキャリアの中のひとつの選択肢です。その選択がどのような経験や次のステップにつながるのかを考えるうえでは、実際に進学した人の具体的な事例から学ぶことがひとつの手がかりになります。
今回の説明会では、社会科学系と自然科学系の海外大学院に在籍中、または修了した4名が登壇します。進学前のバックグラウンド、出願のプロセス、研究や授業の様子、現地での生活、そしてそこからどのようにキャリアを組み立ててきたのか、今後どのように組み立てていこうと考えているのかについて、それぞれの立場からお話しします。うまくいったことだけでなく、悩んだ点や試行錯誤も含めて、等身大の経験を共有する予定です。
専攻や学年にかかわらず、「海外大学院という選択肢の全体像をつかみたい」「就職や国内進学とあわせて、将来の可能性を広げておきたい」と考えている方に向けた説明会です。社会科学・自然科学のどちらの分野の方も歓迎します。
【概要】
日時 2025年12月24日(水)16:30~18:10
会場 九州大学伊都キャンパスセンター2号館2304室
参加 無料
主催 米国大学院学生会
後援 船井情報科学振興財団
事前登録 会場の都合上、対面でご参加いただけるのは九州大学の学生のみです。
【プログラム】
16:20 – 16:30 開場
16:30 – 17:40 第一部 講演会
17:40 – 18:10 第二部 パネルディスカッション
参加をご希望の方は参加登録フォームより事前登録をお願いいたします。
大学院留学についての質問・疑問等がありましたら、パネルディスカッションで取り扱いますので、参加登録フォームにてご回答ください。
この説明会は、登壇者個人の経験にフォーカスした内容となっております。海外大学院出願に関する全般的な知識については、過去の受験総合説明会の録画をこちらからご視聴いただくよう推奨します。
【講演者・パネリスト】
島 尭杜(司会)
マックスプランク海洋微生物学研究所 修士課程 在籍

2025年3月、九州大学理学部生物学科を卒業。今秋よりマックスプランク海洋微生物学研究所の修士課程に進学。2023年10月より、沖縄科学技術大学院大学にてバイオインフォマティクスを用いて、共生細菌の進化やサンゴに関する研究を行う。2025年度船井情報科学振興財団奨学生。
佐々木 彩乃
一般社団法人カタリスト九州代表理事(清華大学シュワルツマンスカラーズプログラム 修士課程修了)

2020年九州大学法学部、2021年清華大学シュワルツマンスカラーズ(修士)卒。清華大学では国際関係学を専攻し、中国のレフトビハインドチルドレンに関する研究プロジェクトを米国NGOと実施。米系戦略コンサルティングファームを経て現職。アジアと日本を繋ぐハブとしての九州を目指し、スタートアップ支援、国内と海外を繋ぐプロジェクトを推進。世界経済フォーラムによる世界を変える若者50人に選出され2025年ダボス会議に出席。
大滝 志郎
スイス連邦工科大学ローザンヌ校 計算定量生物学専攻 PhD課程在籍

2022年3月、九州大学農学部(水産科学分野)を卒業。2025年3月、東京大学大学院農学生命科学研究科修士課程を修了。2023年9月より1年間はETH Zürichにおける留学を経験。2025年4月よりスイス連邦工科大学ローザンヌ校 (EPFL) の計算・定量生物学の博士課程に進学。主にメタゲノミクスを用いて、細菌が持つ防御システムの多様性・構造に関する研究を行っている。
宝蔵 花穂
外資系サステナビリティコンサル勤務(ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS) 環境開発学 修士課程修了)

【お問い合わせ】
本説明会に関する質問等がございましたら、次のメールアドレス(ashima[at ]mpi-bremen.de)までご連絡ください。