海外の大学院に進学し、学位を得るーそれは日本ではあまり見慣れない選択肢かもしれません。しかし、ご存知でしょうか。海外のトップの大学院では、大学院生のほとんどが学費を免除される上、生活費を賄うための給料も支給されています。経済的な心配のない環境で、優秀な同僚たちに囲まれ、好きなことに熱中できる毎日。そんな魅力的な選択肢について、この機会に考えてみませんか?
本説明会では、学位留学をもっと身近に感じていただけるように、様々な観点から大学院留学というキャリア選択について情報提供を行う予定です。「海外大学院でしか得られない経験は?」「出願はどうやって?」「卒業後の進路は?」など、皆様の疑問にお答えします。今回の登壇者4名は、海外大学院に進学する決意をしたという共通点を持つ一方で、専攻分野、経歴、留学の動機などは様々です。バックグラウンドに関わらず、参加者の皆様それぞれにとってのロールモデルがきっと見つかることと思います。
大学院留学は就職、国内進学に次ぐ第三の選択肢です。これは日本での「既定のコース」から外れてしまう、比較的ハードルの高い選択肢であるかもしれません。しかし、その先には刺激的で数奇な経験と、世界を舞台に活躍する道があなたを待っています。学位留学を通じて世界で勝負してみたい方々は、ぜひ本説明会に足を運んでみてください。
主催: 米国大学院学生会
後援: 船井情報科学振興財団
日時: 2025年12月23日(火)10:00-12:00(日本時間)
会場: オンライン(Zoom開催)
参加費:無料
※本説明会は、出身・在籍大学に関係なく、どなたでもご参加いただけます。社会人の方のご参加もお待ちしております。
【プログラム】
10:00-11:10 (講演会)
10:00 – 10:10
米国大学院学生会、船井情報科学振興財団などの紹介
10:10 – 10:25
渡辺 悠樹
(東京大学 工学系研究科 物理工学専攻 准教授、米国・カリフォルニア大学バークレー校 物理学専攻 PhD課程 修了)
10:25 – 10:40
井上 創太
(ドイツ・フライブルク大学 神経科学専攻 修士課程 在籍)
10:40 – 10:55
木下 明夢樹
(米国・ウィスコンシン大学マディソン校 日本文学専攻 PhD課程 在籍)
10:55 – 11:10
堺 直樹
(米国・スタンフォード大学 エネルギー工学専攻 PhD課程 在籍)
11:10-11:30 (パネルディスカッション)
講演者4名がパネリストとなり、参加登録フォームからお寄せいただいた質問を題材に討論します。実際の体験談を踏まえて幅広い質問にお答えします。
11:30-12:00 (懇親会)
講演者ごとにブレイクアウトルームを開く予定です。各ブレイクアウトルームでは、講演者に個別で質問をすることができます。
【講演者・パネリスト】
渡辺 悠樹
(東京大学 工学系研究科 物理工学専攻 准教授、米国・カリフォルニア大学バークレー校 物理学専攻 PhD課程 修了)

2010年3月東京大学理学部物理学科卒業。そのまま修士課程に進学するも、翌年8月よりUC BerkeleyのPh.D.課程を開始(許可を得て二重学籍)。2012年3月東大の修士課程修了。2015年5月Ph.D.取得。MITで半年間のフェロー研究員を経て、2016年2月より東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻講師、2019年1月より同准教授。本庄奨学財団奨学生(2013-2015)。
Xアカウント:https://x.com/haruki_wtnb
井上 創太
(ドイツ・フライブルク大学 神経科学専攻 修士課程 在籍)

2025年3月、京都大学工学部電気電子工学科学士課程を卒業。同年4月から9月まで京都大学大学院情報学研究科 修士課程 論理生命学分野に在籍。2025年10月より、ドイツ・フライブルク大学 理学修士課程神経科学専攻に進学し、Computational NeuroscienceおよびNeurotechnologyに関心を持ち、研究の基礎を積んでいる。現在はPhD進学および研究者キャリアを志向している。DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生(2025-2027)。
LinkedIn:http://linkedin.com/in/sota-inoue
木下 明夢樹
(米国・ウィスコンシン大学マディソン校 日本文学専攻 PhD課程 在籍)

2021年3月、国際教養大学(AIU)グローバル・スタディーズ課程を卒業。同年、英国ケンブリッジ大学に進学し、2022年7月にArts, Creativities, and EducationのM.Phil (研究修士号)を取得。2023年から米国ウィスコンシン大学マディソン校にて視覚文化と芸術を副専攻に、日本文学科の博士課程に所属。現代マンガにおけるノスタルジアの表象と表現法についてアート的探求を行っている。ロータリー財団、グローバル・グラント・スカラー(2022-23)。
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堺 直樹
(米国・スタンフォード大学 エネルギー工学専攻 PhD課程 在籍)

2023年3月、東京大学工学部システム創成学科学士課程を卒業。2025年9月、東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻修士課程を卒業。2025年9月よりスタンフォード大学のEnergy Science & Engineering 課程に進学し、不確実性定量化、情報幾何学に関する応用数学の研究を行っている。
【司会】
中島 悠翔
(米国・ミネソタ大学ツインシティ校 物理学専攻 PhD課程 在籍)

2024年3月、京都大学理学部(物理科学系)を卒業。同年4月から8月まで、京都大学大学院理学研究科(基礎物理学研究所)修士課程に在籍。同専攻を中退後、2024年9月より米国・ミネソタ大学ツインシティ校PhD課程に進学。船井情報科学振興財団・2024年度奨学生 (2024-2026)。