
海外の大学院に進学し、学位を得るーそれは日本ではあまり見慣れない選択肢かもしれません。しかし、ご存知でしょうか。海外のトップ大学院ではほとんどの学生が学費を免除される上に、生活費を賄うための給料も支給されています。経済的な不安のない環境で、充実した環境と優秀な同僚たちに囲まれ、好きなことに熱中できる毎日です。そんな魅力的な選択肢が、ただ見知らぬものであるが故に見過ごされてしまっているとしたら、それは大変もったいないことです。
本説明会では、みなさんに学位留学をもっと身近に感じて頂けるように、様々な観点から大学院留学というキャリアについての情報提供を行います。「海外大学院でしか得られない経験は?」「出願はどうやって?」「卒業後の進路は?」など、様々な疑問を持ってお越しください。留学経験を持つ先輩があなたの疑問にお答えします。今回の登壇者3名は、全員が日本の大学の卒業生であり、専攻や留学の動機は様々です。バックグラウンドに関わらず、参加者の方それぞれにとってのロールモデルがきっと見つかることと思います。
海外大学院留学は、日本社会の「レール」から外れてしまう、ハードルの高い選択肢に思えるかもしれません。しかし、その先には刺激的で数奇な経験と、世界を舞台に活躍する道があなたを待っています。学位留学を通じて世界で勝負してみたい皆さん、ぜひ説明会に足を運んでみてください。
主催: 米国大学院学生会
共催: 東京科学大学留学促進団体FLAP
後援:船井情報科学振興財団
日時: 2025年7月28日(月)17:30-19:30 JST
会場: 東京科学大学 大岡山キャンパス 本館 M-157(旧H1102)室
事前登録:東京科学大学会場は学外の方も参加可能です。こちらのフォームより自身のアドレスを使用して登録をお願いします。東京科学大学の学生は大学のアドレスを使用して登録をお願いします。
【プログラム】
17:30-18:35 第1部(講演会)
17:30-17:35 開会、登壇者紹介
17:35-17:55
栗原有理(University of Pennsylvania, Materials Science and Engineering, PhD課程 進学予定)
17:55-18:15
野村尭平(California Institute of Technology, Physics, PhD課程 在籍)
18:15-18:35
坂本啓(University of Colorado at Boulder, Aerospace Engineering Sciences, PhD課程 修了、 現東京科学大学 工学院 教授)
18:35-19:30 第2部(Q&A)
Q&Aセッションでは、登壇者に対して自由に質問や相談をすることができます。どのような質問でも、気軽に聞いてみてください。事前参加登録からお寄せいただいた質問にも答えていただきます。
留学に行く際の悩みからキャリアへのつながりまで、様々なバックグラウンドの登壇者による、ここでしか聞けないリアルな体験談を聞くことができます。
【講演者・パネリスト プロフィール】
栗原有理 (University of Pennsylvania, Materials Science and Engineering, 博士課程進学予定)
2025年3月、慶應義塾大学大学院修士課程を修了。2025年8月よりペンシルバニア大学材料工学科Ph.D課程に進学予定。学部4年時から修士課程修了まで、生物が作り出すマテリアルから着想を得る「生物模倣材料」に関する研究を実施。2024年度にはカリフォルニア大学アーバイン校での研究留学も行った。進学後は、より幅広い応用を目指して、生物模倣材料の研究を継続予定。船井情報科学振興財団奨学生(2025-)
野村尭平(Calfornia Institute of Technology, Physics, 博士課程在籍)
2021年3月東京工業大学理学院物理学系卒業、同年4月同大学院物理学系物理学コース入学。2022年9月よりカリフォルニア工科大学物理学専攻PhD課程に在籍。冷却原子を用いた量子多体系現象、量子計算に関する研究を行っている。重田教育財団奨学生(2022-)。
坂本啓(University of Colorado at Boulder, Aerospace Engineering Sciences, PhD課程 修了、 現東京科学大学 工学院 教授)
東京大学 工学部に在籍時、University of California at San Diego (UCSD)に1年間交換留学。東大で修士号取得後、University of Colorado at Boulder (CU)に編入し、2004年にPh.D.取得(Aerospace Engineering Sciences)。日本学術振興会・海外特別研究員としてCUおよび Massachusetts Institute of Technology (MIT)にそれぞれ1年間滞在。専門は宇宙構造物の動解析で、次世代ソーラーセイルプロジェクトや超小型衛星OrigamiSat-1開発に従事。
参考リンク集
- 東京科学大学留学促進団体FLAP HP: https://www.flap-sciencetokyo.com/
- 米国大学院学生会 HP: https://gakuiryugaku.net/
- 船井情報科学振興財団 HP: https://funaifoundation.jp/
- 船井情報科学振興財団 (奨学生の報告書): https://funaifoundation.jp/scholarship/grantees_up_to_now.html
- Xplane HP: http://xplane.seldoon.net/
お問い合わせ
次のメールアドレスへお送りください:namekawa.y.55ef [at] m.isct.ac.jp
皆様のご参加を心よりお待ちしています。