その一歩から、始まる。
海外の大学院に進学し、学位を得るーそれは日本ではあまり見慣れない選択肢かもしれません。
しかし海外のトップ大学院では、大学院生のほとんどが学費を免除される上、給料も支給されています。経済的な心配のない環境で、充実した環境と優秀な同僚たちに囲まれ、好きなことに熱中できる毎日。そんな魅力的な選択肢についてぜひ考えてみませんか?
本説明会では学位留学をもっと身近に感じて頂くため、「海外大学院でしか得られない経験は?」「出願はどうやって?」「卒業後の進路は?」など皆さまの疑問にお答えします。今回の登壇者5名が東北大学の卒業生/東北大学と活動している研究者で、大学卒業後に海外大学院に留学という共通点を持つ一方、分野、留学歴、留学の動機は様々です。バックグラウンドに関わらず、皆さまそれぞれにとってのロールモデルがきっと見つかることと思います。
海外大学院留学は就職、進学に次ぐ第三の選択肢です。これは日本での「既定のコース」から外れてしまう、比較的ハードルの高い選択肢であるかもしれません。しかし、その先には刺激的で数奇な経験と、世界を舞台に活躍する道があなたを待っています。学位留学を通じて世界で勝負してみたい方は、ぜひ説明会に足を運んでみてください。
主催: 米国大学院学生会
協力: 東北大学 高度教養教育・学生支援機構 グローバルラーニングセンター
後援: 船井情報科学振興財団
日時: 2024年1月11日(木)16:00-18:00
開催方法:ハイブリット形式(Zoomリンクは後日配信)
会場: 東北大学青葉山キャンパス青葉山コモンズ2階 第2講義室(農学部)
参加費:無料
参加をご希望の方はこちらより事前登録をお願いします。パネルセッションで取り扱って欲しい大学院留学についての質問・疑問等あればぜひ事前アンケートにてご回答ください。終了後にアンケートへの記入をよろしくお願いします。また、本説明会は一般参加も受け付けています。社会人の方・他大学の方のご参加もお待ちしております。
この説明会は、登壇者個人の経験にフォーカスした内容となっております。海外大学院出願に関する全般的な知識については、昨年度の受験総合説明会の録画をこちらからご視聴いただくよう推奨します。
プログラム
16:00-17:30 第一部 講演会
小澤 一輝 (インペリアルカレッジロンドン PhD課程3年、航空宇宙工学)
高坂 佳世子 (レディング大学 修士課程修了、児童文学)
張 幸夫 (SLAC国立研究所/スタンフォード大学 ポスドクフェローシップ、材料化学)
鈴木 啓 (カリフォルニア大学バークレー校、PhD課程5年目、統合生物学科)
成田 海 (3D Architech, Inc、Co-Founder/CEO)
17:30-18:00 第二部 パネルディスカッション
パネルセッションでは、事前登録フォームからお寄せいただいた質問を題材に留学経験者が討論します。学位取得後のキャリアパスや、英語の勉強方法など実際の体験談を踏まえて幅広い質問にお答えします。
登壇者紹介
小澤一輝
長野県出身。2016年東北大学工学部機械知能航空工学科卒業。2019年同大学工学研究科修士課程修了。在学中は、ドイツ・アーヘン工科大学にて1年間のCOLABS留学を経験。2019-2021年に航空宇宙産業民間企業の研究開発職に従事。2021年10月よりインペリアルカレッジロンドン航空宇宙工学専攻のPh.D.課程に在籍。極超音速機に関する極超音速流れの境界層遷移制御についての研究に取り組んでいる。中島国際記念財団奨学生(2021-)。
高坂 佳世子
仙台出身。2015年東北大学文学部英文科卒業。証券会社に3年半勤務後、2018年イギリスのレディング大学にて、児童文学学科の修士課程を修了。専門はナルニア国物語。一度帰国し東京にて1年勤務後、YMSビザにて再び渡英。現在は就労ビザに切り替え、ロンドンの不動産会社で勤務中。
張 幸夫
埼玉県出身。2016年東北大学工学部材料科学総合学科卒業、2018年同大学工学部知能デバイス材料専攻修了。修士課程在学中に、マサチューセッツ工科大学で半年間の交換留学を経験。2018年秋にマサチューセッツ工科大学の材料学科でPh.D.課程に進学し、2023年夏にPh.D.を取得。その後、同年秋からSLAC国立研究所及びスタンフォード大学でポスドクとして勤務。専門はナノ材料及び電気化学で、現在は次世代の電池材料の開発に関する研究に取り組んでいる。
鈴木 啓
岩手県出身。2015年東北大学理学部生物学科卒業、2017年同大学生命科学研究科修士課程修了。在学中はスウェーデン・ウプサラ大学にて1年間の交換留学を経験。2018年秋よりカリフォルニア大学バークレー校統合生物学科のPh.D.課程に在籍。専門は進化生物学・分子生物学で、現在は昆虫の餌の好みを制御する遺伝子とその進化に関する研究に取り組んでいる。平和中島財団奨学生(2017-2019)、JASSO奨学生(2019-2022)。
成田 海
2014年東京工業大学金属工学科卒業、2016年同大学材料工学専攻修士課程修了。2016-2021年、カリフォルニア工科大学PhD課程材料科学学科博士課程に所属。Prof. Julia Greerの指導の下、3Dプリンターを用いた電池電極の開発について研究する。竹中育英会海外奨学金奨学生および孫正義育英財団財団生アラムナイ。2021-2022年、米電池スタートアップ勤務の後、金属3Dプリンタスタートアップ3D Architechを創業し、CEOとして経営する。