海外大学院学位留学 ー「その一歩から、はじまる。」ー
海外の大学院に進学し、学位を得るーそれは日本ではあまり見慣れない選択肢かもしれません。しかし、ご存知でしょうか。海外のトップの大学院では、優秀な大学院生のほとんどが学費を免除される上に、生活費を賄うための給料も支給されています。経済的な心配のない環境で、充実した環境と優秀な同僚たちに囲まれ、好きなことに熱中できる毎日です。そんな魅力的な選択肢が、ただ見知らぬものであるが故に見過ごされてしまっているとしたら、それは大変もったいないことです。
本説明会では、みなさんに学位留学をもっと身近に感じて頂けるように、様々な観点から大学院留学というキャリアについての情報提供を行いたいと思っています。「海外大学院でしか得られない経験は?」「出願はどうやって?」「卒業後の進路は?」など、様々な疑問を準備してお越しください。留学経験を持つ先輩があなたの疑問にお答えします。今回の登壇者5名は全員が東京大学の卒業生で、大学卒業後に海外に学位留学したという共通点を持つ一方で、分野、留学歴、留学の動機などは様々です。バックグラウンドに関わらず、参加者の方それぞれにとってのロールモデルがきっと見つかることと思います。
海外大学院留学は就職、進学に次ぐ第三の選択肢です。これは日本での「既定のコース」から外れてしまう、比較的ハードルの高い選択肢であるかもしれません。しかし、その先には刺激的で数奇な経験と、世界を舞台に活躍する道があなたを待っています。学位留学を通じて世界で勝負してみたいみなさん、ぜひ説明会に足を運んでみてください。
主催: UT-OSAC, 米国大学院学生会
共催: 東京大学社会連携本部卒業生担当
後援:船井情報科学振興財団
日時: 2023年6月24日(土)14:00-16:30(懇親会 16:30-17:30)
会場: 東京大学工学部2号館213教室(懇親会 同2号館展示室)
参加費:無料
参加をご希望の方はこちらより事前登録をお願いします。パネルセッションで取り扱って欲しい大学院留学についての質問・疑問等あればぜひ事前アンケートにてご回答ください。本説明会は一般参加も受け付けています。社会人の方・他大学の方のご参加もお待ちしております。終了後にアンケートへの記入をよろしくお願いします。
プログラム
14:00-15:30 第1部(講演会)
「教授から見た米国大学院入学プロセス」
斉藤万裕(Kazu Saitou)(現ミシガン大学機械工学科教授・副学科長)
「米国でのPhD進学:現役学生から見た日本との違い」
石田悠(ジョンズホプキンス大学博士課程在籍、コンピュータサイエンス)
「進学先の選び方(米国・英国・スイス・ドイツ)」
黒田澄哉(ユニバーシティカレッジロンドン博士課程在籍、オプティカルバイオロジー)
「社会人が家族連れで大学院留学してみたら」
日高奈緒(コロンビア大学修士課程修了、ジャーナリズム)
15:30-16:30 第2部(パネルセッション)
パネルセッションでは、事前登録フォームとSlidoからお寄せいただいた質問を題材に留学経験者が討論します。学位取得後のキャリアパスや、英語の勉強方法など実際の体験談を踏まえて幅広い質問にお答えします。
16:30-17:30 第3部(懇親会)
懇親会では展示室に移動して、各登壇者に直接質問をして頂けます。興味がある登壇者に気軽に声をかけてください。
講演者・パネリスト・司会者プロフィール
講演者・パネリスト
石田悠
(米・ジョンズホプキンス大学博士課程:コンピュータサイエンス)
2019年3月、東京大学工学部機械工学科学士課程を卒業。2021年3月、東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻修士課程を卒業。同年4月から8月まで同専攻の博士課程に在籍。2021年8月よりジョンズポプキンス大学のComputer Science Ph.D.課程に進学し、手術支援ロボットに関する研究を行っている。伊藤国際教育交流財団奨学生(2021-2023)。
黒田澄哉
(英・ユニバーシティカレッジロンドン博士課程:オプティカルバイオロジー)
2022年3月、東京大学医学部医学科を卒業。2022年9月より英国University College LondonのOptical Biology PhD課程に進学。主に神経回路の動作原理について、ヒトやマウス、ゼブラフィッシュを用いて研究している。平和中島財団奨学生(2022-)。
斉藤万裕(Kazu Saitou)
(現ミシガン大学機械工学科教授・副学科長、米・マサチューセッツ工科大学博士課程修了:機械工学)
1990年3月、東京大学工学部機械工学科学士課程を卒業、1992年8月MIT機械工学科修士課程を修了、1996年5月MIT機械工学科博士課程を修了。1997年1月よりミシガン大学機械工学科助教授、2003年9月より同学科准教授、2010年9月より同学科教授、2021年7月より同学科副学科長(大学院プログラム担当)。専門は設計生産システム最適化。ASMEとIEEEフェロー。
日高奈緒
(現朝日新聞コンテンツ編成本部勤務、米・コロンビア大学修士課程修了:ジャーナリズム)
2007年3月に国際基督教大学教養学部を卒業し、09年3月に東京大学公共政策大学院を修了。朝日新聞社に入社後、高知総局、熊本総局、名古屋報道センター(社会部)、デジタル編集部、国際報道部を経て現職。警察・司法、行政、教育分野などを担当した。国際報道部時に社費留学で米コロンビア大ジャーナリズムスクールへ留学し、修士課程(データジャーナリズム)を修了。データや統計を使った報道、データビジュアライゼーションを学んだ。留学時には配偶者と小学生の長女も帯同した。
パネリスト・司会者
伊藤絵美
(米・カリフォルニア大学バークレー校博士課程:化学)
2020年3月、東京大学理学部化学科を卒業。2022年3月東京大学大学院理学系研究科化学専攻修士課程を卒業。2022年4月から7月まで同博士課程に在籍。8月よりカリフォルニア大学バークレー校のChemistryのPhD課程に進学。fブロック金属元素を用い、分子磁性についての研究を行っている。船井情報科学振興財団奨学生(2022-)。
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米国大学院学生会インタビュー(米国大学院編)
【博士課程はヨーロッパに行こう!】米国大学院学生会インタビュー(欧州大学院編)
・船井情報科学振興財団 過去の奨学生 留学報告書
船井財団のこれまでの奨学生が、留学に至るまでの経緯の他、留学後半年に一回報告書を書いている。
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