本セッションでは,ロボティクス,航空宇宙工学分野で海外大学院に留学しご活躍されている3名の方をお招きし,講演,パネルセッションをしていただきます.大学院学位留学に漠然と興味がある方から,出願に向けて実際に検討,準備されている方までを対象に,「日本での大学院進学との違いって何?」「RA, TAなどによって学費,生活費が支給されるって本当?」といった簡単な疑問から,「出願する大学,研究室の探し方は?」「推薦状は誰にお願いしたらいいの?」といった具体的な質問までお答えできるような,様々な経歴をもった学位留学経験者による分かりやすく有益な情報発信を目指しています.学生,社会人を問わず,たくさんの方のご参加をお待ちしております!
主催: 米国大学院学生会
後援: 船井情報科学振興財団
日時: 2022年12月18日(日)10:00-12:00(日本時間)
会場: オンライン(Zoomリンク:当日が近づきましたら事前登録したメールアドレスにお伝えします 参加登録後に案内メールが届かない場合は,メールアドレスが正しいことをもう一度ご確認の上,再度参加登録をお願いいたします.)
参加費:無料
事前参加登録
参加をご希望の方はこちらから事前登録をお願いします.
パネルセッションで取り扱って欲しい大学院留学についての質問,話題をぜひ事前アンケートにてご回答ください.機械・航空宇宙工学系専攻の大学院留学のみに限らず,広く大学院留学一般に関する質問も募集しています.
プログラム
10:00-10:05 挨拶,全体説明
10:05-11:05 第1部(講演)
- 「惑星探査ロボティクスを研究するアメリカPhD5年生の生活 – 光と闇 -」
白井有樹 (University of California, Los Angeles, Department of Mechanical and Aerospace Engineering Ph.D. 課程) - 「機械系女子のコロラド留学 – 宇宙工学を目指して -」
末村萌 (University of Colorado Boulder, Ann and H.J. Smead Aerospace Engineering Sciences MS 課程) - 「米英独での宇宙工学研究体験総まとめ」
池谷亘介 (Imperial College London, Department of Earth Science and Engineering Ph.D. 課程)
11:05-12:00 第2部(パネルセッション)
パネルセッションでは、事前登録フォームからお寄せいただいた質問の中からいくつかの話題について留学経験者が話し合います。また,質疑応答形式で,講演に対する質問や説明会中に頂いた質問に対してもお答えします。機械・航空宇宙工学系専攻の大学院留学のみに限らず,広く大学院留学一般に関する質問も大歓迎です.
講演者プロフィール
白井有樹
PhD Candidate, Department of Mechanical and Aerospace Engineering, UCLA。2018年東北大学工学部機械知能・航空工学科卒業。2018年6月から現在のカリフォルニア大学ロサンゼルス校機械・航空宇宙専攻ロボティクスプログラムPhD課程へ進学。2018年日本機械学会畠山賞受賞。2018年度船井情報科学振興財団奨学生。2020年江副記念リクルート財団奨学生。2021, 2022年Mitsubishi Electric Research Laboratoriesにて研究インターンシップ。
専門は、脚型ロボットやマニピュレータのplanning/control。特に、コンタクトを考慮した、contact-rich planner, controller, estimator。
末村萌
2021年3月に青山学院大学理工学部機械創造工学科卒業。在学中はロボットアームのモーションプランニングについて研究。その後、2021年8月よりアメリカのコロラド大学ボルダー校の航空宇宙工学科MS課程に進学し、Autonomous Systemを専攻。2021年度CWAJ海外留学大学院女子奨学金(SA)奨学生。
池谷亘介
2017年3月東工大、機械宇宙工学科卒業(BE)。東工大での人工衛星開発(OrigamiSat-1 学生プロマネ)、ベルリン工科大学への派遣交換留学、イリノイ大学への派遣研究員を経て2020年3月東工大、工学院機械系エンジニアリングデザインコース修了(ME)。2021年始に渡米し、宇宙機の制御の研究に従事しつつ2022年4月ミシガン大学航空宇宙工学修了(MSc)。現在はインペリアル・カレッジ・ロンドン地球科学工学科博士課程に在籍しISRUプラントと呼ばれる月の土や火星の大気などから酸素や水素を作る装置の展開プランならびに最適化を研究中。