海外大学院学位留学 ー「わたしは、行く。」ー
海外の大学院に進学し、学位を得るーそれは日本ではあまり見慣れない選択肢かもしれません。しかし、ご存知でしょうか。海外のトップの大学院では、優秀な大学院生のほとんどが学費を免除される上に、生活費を賄うための給料も支給されています。経済的な心配のない環境で、充実した環境と優秀な同僚たちに囲まれ、好きなことに熱中できる毎日です。そんな魅力的な選択肢が、ただ見知らぬものであるが故に見過ごされてしまっているとしたら、それは大変もったいないことです。
本説明会では、みなさんに学位留学をもっと身近に感じて頂けるように、様々な観点から大学院留学というキャリアについての情報提供を行いたいと思っています。「海外大学院でしか得られない経験は?」「出願はどうやって?」「卒業後の進路は?」など、様々な疑問を準備してお越しください。留学経験を持つ先輩があなたの疑問にお答えします。今回の登壇者5名は、大学卒業後に海外のトップスクールに留学したという共通点を持つ一方で、分野、留学歴、留学の動機などは様々です。バックグラウンドに関わらず、参加者の方それぞれにとってのロールモデルがきっと見つかることと思います。
海外大学院留学は就職、進学に次ぐ第三の選択肢です。これは日本での「既定のコース」から外れてしまう、比較的ハードルの高い選択肢であるかもしれません。しかし、その先には刺激的で数奇な経験と、世界を舞台に活躍する道があなたを待っています。学位留学を通じて世界で勝負してみたいみなさん、ぜひ説明会に足を運んでみてください。
主催: 米国大学院学生会
後援: 船井情報科学振興財団
日時: 2021年7月5日(月)9:00-11:00(日本時間)
会場: オンライン(YouTubeリンク: https://youtu.be/0F94lUrHe2g)
参加費:無料
参加をご希望の方はこちらより事前登録をお願いします。パネルセッションで取り扱って欲しい大学院留学についての質問・疑問等あればぜひ事前アンケートにてご回答ください。本説明会は一般参加も受け付けています。社会人の方・他大学の方のご参加もお待ちしております。
プログラム
9:00-10:15 (講演者紹介/講演会)
前場 謙輔(Northwestern University, Economics, Ph.D. 課程)
吉田 貴寿(東京大学, Ph.D. 課程, MIT Media Lab, Masters 課程)
柳本 凌達(Stanford University, Applied Physics, Ph.D. 課程)
宮野 紗由美(Princeton University, Politics, Ph.D. 課程)
織井 理咲(University of Washington, Computer Science, Ph.D. 課程)
学位留学の目的、海外大学院留学の概要、受験ガイダンス、奨学金など。
10:15-11:00 (パネルディスカッション)
パネルディスカッションでは、事前登録フォームとからお寄せいただいた質問を題材に留学経験者が討論します。学位取得後のキャリアパスや、英語の勉強方法など実際の体験談を踏まえて幅広い質問にお答えします。
講演者・パネリスト プロフィール
前場 謙輔(Northwestern University, Economics, Ph.D. 課程)
2015年慶應義塾大学経済学部卒業、2017年東京大学経済学研究科修士課程修了、同年9月より米国ノースウェスタン大学経済学部博士課程在籍。研究分野は開発経済学で、現在は途上国における教育問題や政治について経済理論モデルを用いた実証研究を行っている。学部時代に豪州ウーロンゴン大学経済学部に1年間の留学。JASSO海外留学支援制度(大学院学位取得型)奨学生(2017-2020)。研究の他に、第17回Japanese Researchers Crossing in Chicagoにて2019年度ノーベル経済学賞についての講演、週刊東洋経済2020年2月1日号『経済学者が読み解く現代社会のリアル』に政策への学術研究活用に関する記事の寄稿など、経済学のアウトリーチ活動も行っている。
吉田 貴寿(東京大学, Ph.D. 課程, MIT Media Lab, Masters 課程)
2015年 東京大学理学部物理学科 卒業
2017年 同 大学院 情報理工学系研究科 システム情報専攻 修士課程 修了
2019年 MIT MediaLab修士課程修了、同 研究所 勤務
2020年 日本科学未来館事業部 勤務
2020年 MIT EECS Ph.D.コースへの進学を辞退し、現在、東京大学情報理工学系研究科博士課程に在籍。
研究活動ではHCI (Human Computer Interaction)を専門とし、IoT機器網による人間の行動認識を通じた生活空間の知能化に関する研究を行っている。
”科学の再身体化”をめざし、科学とデザインを融合した普及活動に従事している。 鉄緑会 物理科講師(2013)、理科教育NPO法人にて科学番組の監修や出演を行う(2015)。 東大x芸大の制作団体UT-HACKsを設立し、科学館でのメディアアートの展示制作をする中でエンジニアとデザイナーの共創に可能性を感じ、渡米を決意 (2017)。MITでは科学者とアーティストとの協業、中国深センでの工場滞在型の研究活動、メキシコ地方都市での滞在型の教育活動、大企業とのワークショップの共催などを通じて、科学の普及活動についての縦横さまざまなチャネルを経験し、本帰国(2020)。 受賞歴に東京大学研究科長賞(2017)、孫正義育英財団正財団生(2018)、日本VR学会論文賞(2018)、総務省異能ベーションジェネレーションアワード(2019)など。
柳本 凌達(Stanford University, Applied Physics, Ph.D. 課程)
2013年山梨県北杜市立甲陵高校、2017年に東京大学工学部物理工学科卒業後、理化学研究所でのリサーチアシスタントを経て、同年9月よりStanford University, Applied Physics博士課程進学。 学部及び理化学研究所在籍中は、光格子時計を用いた時間・周波数の超精密測定の研究を行った。現在在学中の博士課程では、次世代の光量子技術の理論面からの研究、特に光の持つ広帯域な波としての性質と、量子多体系としての性質の相互作用がもたらす物理についての研究を行っている。孫正義育英財団財団生(2017)、東京大学物理工学科卒業論文賞(2017)、東京大学工学部長賞(2017)、2020年9月よりStanford Q-FARM Ph.D. fellow。
宮野 紗由美(Princeton University, Politics, Ph.D. 課程)
2015年東京大学法学部卒業、2017年東京大学法学政治学研究科修士課程修了。2017年2月より3ヶ月間の米国プリンストン大学Visiting Student Research Collaboratorを経て、同年9月より現在まで同大学政治学部博士課程に在籍。吉田育英会派遣留学プログラム奨学生。専攻は国際関係、中でも国際政治経済学。国際機関が出す情報の役割と政治、および貿易と海外直接投資に関する企業の政治活動の研究などを行っている。学部3年時にカナダのトロント大学に1年間の交換留学経験あり。
織井 理咲(University of Washington, Computer Science, Ph.D. 課程)
2021年6月にWellesley College (専攻:コンピュータサイエンス、哲学)を卒業。2021年9月よりUniversity of Washington Paul G. Allen School of Computer Science & Engineering博士か課程に進学し、Human-Computer Interaction(HCI)とInformation and Communication Technology for Development (ICTD)の研究を行う予定。グルーバンクロフト基金奨学生(2017-2021)、日本学生支援機構(JASSO)奨学生(2017-2021)、Sigma Xi (2021-)、Phi Beta Kappa (2021-)、船井情報科学振興財団奨学生(2021-)。
お問い合わせ
次のメールアドレスへお送りください:lisaorii at cs dot washington dot edu
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
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