海外大学院学位留学ー「知は国境を越える」ー
海外の大学院に進学し,学位を得るーそれは日本ではあまり見慣れない選択肢かもしれません。しかし,ご存知でしょうか。海外のトップの大学院では,優秀な大学院生のほとんどが学費を免除される上に,生活費を賄うための給料も支給されています。経済的な心配のない環境で,充実した環境と優秀な同僚たちに囲まれ,好きなことに熱中できる毎日です。そんな魅力的な選択肢が,ただ見知らぬものであるが故に見過ごされてしまっているとしたら,それは大変もったいないことです。
本説明会では、特にヨーロッパの大学院学位留学についての情報共有を行いたいと思っています。当日はイギリス、スイス、オランダ、ドイツの大学院在籍者・卒業生から、大学院や研究制度の仕組み、大学院生活、卒業後の進路など、各国で異なるヨーロッパの多様な留学スタイルについて、生の声をお届けします。
海外大学院留学は就職,進学に次ぐ第三の選択肢です。これは日本での「既定のコース」から外れてしまう,比較的ハードルの高い選択肢であるかもしれません。しかし,その先には刺激的で数奇な経験と,世界を舞台に活躍する道があなたを待っています。学位留学を通じて世界で勝負してみたいみなさん,ぜひ説明会に足を運んでみてください。
主催: 米国大学院学生会
後援: 船井情報科学振興財団、EURAXESS
日時: 2019年12月23日(月) 10:00-12:40(説明会)12:40-14:00(お昼兼交流会)
会場: 東京大学本郷キャンパス工学部2号館213教室
(説明会終了後、工学部2号館展示室にて交流会を開催)
参加費: 無料
事前登録
参加をご希望の方はこちらより事前登録をお願いします。
(事前登録がなくても参加いただけますが、満席の場合は事前登録者の入場を優先させていただきます。)
本説明会は参加費無料で、一般参加も受け付けています。社会人の方・他大学の方もふるってご参加ください。
プログラム
プログラムは予告なく変更する可能性があります。また、各セッションの開始時刻は進行の都合により前後することがあります。
10:00 – 10:15 オープニングトーク(概要説明、スケジュールの説明など)
10:15 – 11:15 4ヶ国講演会(オランダ、ドイツ、イギリス、スイス)
11:15 – 11:30 休憩
11:30 – 12:30 パネルディスカッション
12:30 – 14:00 お昼兼交流会
講演者・司会者 プロフィール
講演者・パネリスト:
岩根史明(École Polytechnique Fédérale de Lausanne (EPFL), EDBB Biotechnology & Bioengineering Ph.D. 課程在学)
2014年 熊本高等専門学校電子情報システム工学専攻を卒業。2017年 奈良先端科学技術大学院大学情報工学 博士前期課程修了。2017年9月 日本学術振興会特別研究員(DC1)を中途辞退し、EPFL EDBB 博士課程に入学。Prof. Jose del R Millanの異動に伴って、現在はThe University of Texas at AustinでBrain-Computer Interactionの研究に従事。2017年より現在、孫正義育英財団財団生。
川崎進之介(Delft University of Technology, Ph.D. 課程在学 フィリップス客員研究員)
東京工業大学電気電子工学科を2016年に卒業、2017年にデルフト工科大学マイクロエレクトロニクス専攻、修士課程修了。2018年から同大学ロナルド・デッカー研にて博士課程に進学したとともに、フィリップス客員研究員として、超音波を用いたインプラント式の迷走神経刺激療法に関する研究を行う。
下 英恵 (Salk Institute for Biological Studiesポスドク研究員、University of Cambridge生化学研究科博士課程修了)
2012年慶應義塾大学環境情報学部卒業、同大学院先端生命科学プログラム修士課程修了。2019年にケンブリッジ大学生化学研究科の博士号を取得。現在はカリフォルニア州サンディエゴのソーク研究所にて、一分子イメージングを応用しながら免疫T細胞を活性化する情報伝達のメカニズムを研究している。2014年船井情報科学振興財団奨学生。
中田勝 (Max-Planck-Institute for Solid State Research, 博士課程在学)
1994年京都生まれ。2016年京都大学理学部理学科卒業、2018年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了。2018年4月よりマックスプランク研究所博士課程進学。専門は物性物理学実験。目下の研究対象は高温超伝導。
司会者:
成田海(California Institute of Technology, 材料科学科Ph.D.課程在学)
東京工業大学金属工学科を2014年に卒業、2016年に同大学院材料工学専攻 修士課程修了。2016年度、イギリス、スイス、ドイツ、アメリカの博士課程へ出願し、2016年9月、カリフォルニア工科大学PhD課程材料科学学科 博士課程に入学。3Dプリンターを用いた電池電極の開発についての研究しています。2019年夏マックスプランク研究所にてインターンシップを行う。2016年9月-2019年9月、竹中育英会海外奨学金奨学生、2017年より現在、孫正義育英財団財団生。