海外大学院留学説明会@東京大学 2017年12月25日(月)

      海外大学院留学説明会@東京大学 2017年12月25日(月) はコメントを受け付けていません

「海外の大学院で学位を取得する。
世界中から集まる優秀な生徒たちと机を並べて、それも外国人と全く同じ条件で。」

それは日本ではあまり見慣れない選択肢かもしれません。しかし、ご存知でしょうか。海外のトップの大学院では、優秀な大学院生のほとんどが学費を免除される上に、生活費を賄うための給料も支給されています。経済的な心配のない環境で、充実した環境と優秀な同僚たちに囲まれ、好きなことに熱中できる毎日です。
そんな魅力的な選択肢が、ただ見知らぬものであるが故に見過ごされてしまっているとしたら、それは大変もったいないことです。だからこそ本説明会では、みなさんに学位留学をもっと身近に感じて頂きたいと思っています。「海外大学院ってどうやって出願するの?」「卒業後の進路は?」などなど、様々な疑問を準備してお越しください。理系・文系を含む多様なバックグラウンドを持った留学経験者たちが、あなたの疑問にお答えします。
海外大学院留学は就職、進学に次ぐ第三の選択肢です。これは日本での「既定のコース」から外れてしまう、比較的ハードルの高い選択肢であるかもしれません。しかし、その先には刺激的で数奇な経験と、世界を舞台に活躍する道があなたを待っています。留学を通じて世界で勝負してみたいみなさん、ぜひ説明会に足を運んでみてください。

日時:2017年12月25日(月) 14:00–16:30(開場 13:30)
会場:東京大学本郷キャンパス工学部2号館213教室
(説明会終了後、工学部2号館展示室にて17:00–19:00の間、懇親会を開催)
参加費:無料

主催:UT-OSAC、米国大学院学生会
後援:東京大学本部卒業生室国際交流課船井情報科学振興財団米国大使館

本説明会は一般参加も受け付けています。社会人の方・他大学の方もふるってご参加ください。2017年夏の説明会は、100名ほどの参加者のうち、6割が東京大学の学生、3割が他大学の学生、1割ほどが企業にお勤めの社会人という人数比でした。

事前登録

参加をご希望の方はこちらより事前登録をお願いします。
事前登録がなくても参加いただけますが、満席の場合は事前登録いただいた方の入場を優先させていただきます。本説明会は一般参加も受け付けています。社会人の方・他大学の方もふるってご参加ください。

プログラム

14:00–15:00 第1部(講演会)

「米国学位留学と日本での研究キャリア」
講演者:加藤雄一郎(理化学研究所・主任研究員)

発表資料:
20171225 留学説明会 2. 加藤雄一郎講演

「宇宙を目指して海を渡った、その後〜アメリカ就活のアドバイス」
講演者:小野雅裕(NASA Jet Propulsion Laboratory, Research Technologist)

15:15–16:30 第2部(パネルディスカッション

パネルディスカッションでは、事前登録フォームからお寄せいただいた質問を題材に留学経験者が討論します。学位取得後のキャリヤパスや、英語の勉強方法など実際の体験談を踏まえて幅広い質問にお答えしたいと思います。

担当者:
木原盾(Brown University, Department of Sociology, Ph. D. 課程)
児玉真希(Rice University, School of Humanities, History Department, Ph. D. 課程)
谷川洋介(Stanford University, Biomedical Informatics, Ph. D. 課程)
樊星(Harvard University, Department of Physics, Ph. D. 課程)
吉永宏佑(Massachusetts Institute of Technology, Department of Chemistry, Ph. D. 課程)

発表資料:
20171225 留学説明会 5. 海外大学院を目指した動機・合格の決め手
20171225 留学説明会 6. 出願準備
20171225 留学説明会 7. 海外留学の良いところ悪いところ

17:00–19:00 懇親会・座談会

工学部2号館展示室へ移動して開催。海外大学院留学経験者、およびこれからの留学志望者と情報交換する絶好の機会です。

講演者・パネリストプロフィール

小野雅裕(NASA Jet Propulsion Laboratory, Research Technologist)
現在NASA Jet Propulsion Laboratory (JPL)にてResearch Technologistとして勤務。Mars 2020 Roverの自動運転アルゴリズムの開発の他、宇宙探査機の自律化についての研究を行う。2005年東京大学航空宇宙工学科卒。2007年マサチューセッツ工科大学航空宇宙工学科修士。2012年同博士および技術政策プログラム修士。2012年慶應大学物理情報工学科助教。2013年より現職。2016年よりミーちゃんのパパ。大阪生まれ、東京育ち、阪神ファン。

加藤雄一郎(理化学研究所・主任研究員)
加藤研究室
2005年にUniversity of California, Santa BarbaraにてPh.D. (Physics) を取得。Stanford Universityでの博士研究員を経て2007年から東京大学工学系研究科准教授、2016年より理化学研究所准主任研究員、2017年に主任研究員。2006年から2010年まで科学技術振興機構さきがけ研究員、2016年より東京大学工学系研究科客員准教授を兼任。専門は物性物理学とナノデバイス物理。

木原盾(Brown University, Department of Sociology, Ph. D. 課程)
2015年3月、東京大学文学部行動文化学科社会学専修課程を卒業。在学中にUniversity of British Columbiaへ交換留学、Swiss Federal Institute of Technology in Zurich (ETH)で研究インターンとして働く。2017年3月、東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻比較教育社会学コース修士課程を修了。同博士課程で日本学術振興会特別研究員(DC1)を経て、2017年9月より、Brown University, Department of Sociology, Ph.D. 課程に入学。研究テーマは移民統合の国際比較。専門は教育社会学、社会人口学、計量社会学。

児玉真希(Rice University, School of Humanities, History Department, Ph. D. 課程)
2011年3月上智大学外国語学部英語学科卒業。同年の4月から東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻(北米科)に入学。2013年3月に修士課程を修了し、博士課程に進学。2015年8月からフルブライト奨学生としてRice University, School of Humanities, History Departmentに留学中で今年3年目。現在の研究テーマは19世紀大西洋世界、奴隷制とジェンダー史。

谷川洋介(Stanford University, Biomedical Informatics, Ph. D. 課程)
2016年9月よりStanford University, Biomedical Informatics Ph.D. program に在籍中。Dr. Manuel RivasDr. Gill Bejerano の両教員の指導のもと,ヒトの遺伝情報の解析を通じて人類集団の健康に貢献することを目指している。2016年3月,東京大学理学部生物情報科学科を卒業。在学中には,アメリカ・フランス・ロシア・オランダにて短期の留学・研究滞在を経験したほか,教養学部選抜学生コンサートに出演(ピアノ)。理学部学修奨励賞受賞(2016)。

樊星(Harvard University, Department of Physics, Ph. D. 課程)
2017年3月、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻を卒業。2017年9月より、Harvard University, Department of Physics, Ph. D. 課程に進学。専門は、experimental fundamental physics。現在はGabrielse研究室にて、electron and positron g-2測定実験を行っている。

吉永宏佑(Massachusetts Institute of Technology, Department of Chemistry, Ph. D. 課程)
2016年3月、東京大学工学部化学生命工学科を卒業。2016年9月より、Massachusetts Institute of Technology, Department of Chemistry, Ph. D. 課程に進学。専門は、有機材料化学。現在はSwager研究室にて、Luminescent Solar Concentratorの開発を行っている。Funai Overseas Scholarship Student (2016-)。