
海外の大学院に進学し、学位を得るーそれは日本ではあまり聞き慣れない選択肢かもしれません。しかしその数年間の挑戦は、あなたの心を揺さぶり世界を大きく広げる、かけがえのないものとなるはずです。学位留学を目指す上でまず大事なのは、「どの国、どの大学に留学したいか」をよく考えることです。3~5年、場合によってはそれ以上という、人生のうち決して短くない期間を過ごす場所を選ぶ訳ですから。そうは言っても、ネットで検索して得られる情報には限りがありますし、海を越えて実際に見に行くのも簡単ではありません。
そこで本説明会では、参加者の皆様が「どの国、どの大学に留学したいか」を考える手助けとなる情報を、お伝えします。人気の留学先であるアメリカ・イギリス・ドイツのPhDに進学した3名の登壇者の方に、各国のPhDプログラムの仕組みや研究室の様子から、休日の過ごし方や文化に至るまで、様々なお話をお聞きする予定です。留学先の国だけでなく専攻分野や経歴もバラバラの登壇者をお招きするので、参加者の皆様それぞれにとってのロールモデルがきっと見つかることと思います。
大学院留学は就職、国内進学に次ぐ第三の選択肢です。これは日本での「既定のコース」から外れてしまう、比較的ハードルの高い選択肢であるかもしれません。しかし、その先には刺激的で数奇な経験と、世界を舞台に活躍する道があなたを待っています。学位留学を通じて世界で勝負してみたい方々は、ぜひ本説明会に足を運んでみてください。
参加をご希望の方はこちらより事前登録をお願いします。
主催: 米国大学院学生会
後援: 船井情報科学振興財団
日時: 2025年12月28日(日)13:00-15:00(日本時間)
会場: Zoom(リンクは事前登録してくださった方に後日送信)
参加費:無料
※本説明会は、出身・在籍大学に関係なく、どなたでもご参加いただけます。社会人の方のご参加もお待ちしております。
【プログラム】
13:00-13:10 米国大学院学生会と船井情報科学振興財団の紹介
13:10-14:10 第一部 講演会
3名の登壇者の方に、PhD生活の様子をご講演いただきます。それぞれ、講演15分+質疑応答5分を予定しています。質問は、講演中にslidoを通じて募集する予定です。
13:10-13:30
毛利未来(アメリカ🇺🇸 カリフォルニア大学ロサンゼルス校 土木・環境工学科 PhD課程在籍)
13:30-13:50
篠宮紗和子(イギリス🇬🇧 エクセター大学 社会政治科学・哲学・人類学科 PhD課程在籍、 慶應義塾大学メディアデザイン研究科特任助教)
13:50-14:10
松崎渓作(ドイツ🇩🇪 マックスプランク進化生物学研究所・キール大学 進化医学科 PhD課程在籍)
14:10-14:40 第二部 パネルディスカッション
登壇者3名がパネリストとなり、事前に参加登録フォームからお寄せいただいた質問を題材に議論を行います。
14:40-15:10 第三部 懇親会
登壇者3名と司会が4つのブレイクアウトルームに分かれ、参加者の皆様からの個別の質問にお答えします。
【登壇者 / 司会】
毛利未来
2022年3月慶應義塾大学システムデザイン工学科卒業。2024年3月東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了。2024年9月よりUCLA Civil and Environmental Engineering Ph.D.課程に進学。鉄筋コンクリート造建物の耐震構造について研究を行っている。2024年フルブライト奨学生。
篠宮紗和子
2017年3月、東京大学大学院人文社会系研究科修士課程を修了。ローランド・ベルガー東京オフィス、株式会社リクルート データ・AI戦略統括部を経て、2021年9月から英国University of Exeter Department of Social and Political Sciences, Philosophy, and Anthropologyの博士課程に在籍。2025年9月から慶應義塾大学メディアデザイン研究科特任助教としてムーンショット目標1, 9に従事。専門は発達障害の社会学やメンタルヘルスに対する科学技術のELSI。
松崎渓作
福岡生まれ福岡育ち。九州大学農学部卒業、同大学生物資源環境科学府修士課程修了。修士在学中にオランダ・ワーゲニンゲン大学にて3ヶ月間の研究留学を経験(トビタテ!留学JAPAN奨学金受給)。2024年4月から半年間福岡歯科大学にて研究補助員として勤務した後、同年9月よりドイツ・マックスプランク進化生物学研究所/キール大学にて博士課程を開始。現在の研究課題は、腸内細菌の体内転移および宿主内進化の解明。
根岸優大(司会)
東京大学理学部情報科学科で学士課程、同大学情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻で修士課程を修了。2025年9月よりImperial College London / Faculty of Engineering / Department of Materialsにて博士課程に在籍。現在は機械学習技術を用いた新材料の発見について研究を行っている。船井情報科学振興財団奨学生、ICL President’s PhD Scholar。