「海外の大学院で学位を取得する。それも外国人と全く同じ条件で。」
それは日本ではあまり見慣れない選択肢かもしれません。しかし、ご存知でしょうか。海外のトップの大学院では、優秀な大学院生のほとんどが学費を免除される上に、生活費を賄うための給料も支給されています。経済的な心配のない環境で、充実した環境と優秀な同僚たちに囲まれ、好きなことに熱中できる毎日です。そんな魅力的な選択肢が、ただ見知らぬものであるが故に見過ごされてしまっているとしたら、それは大変もったいないことです。だからこそ本説明会では、みなさんに学位留学をもっと身近に感じて頂きたいと思っています。「海外大学院ってどうやって出願するの?」「卒業後の進路は?」などなど、様々な疑問を準備してお越しください。理系・文系を含む多様なバックグラウンドを持った留学経験者たちが、あなたの疑問にお答えします。
海外大学院留学は就職、進学に次ぐ第三の選択肢です。これは日本での「既定のコース」から外れてしまう、比較的ハードルの高い選択肢であるかもしれません。しかし、その先には刺激的で数奇な経験と、世界を舞台に活躍する道があなたを待っています。留学を通じて世界で勝負してみたいみなさん、ぜひ説明会に足を運んでみてください。
主催: 米国大学院学生会
共催: 大阪大学国際部国際学生交流課
後援: 船井情報科学振興財団
日時: 2018年12月25日(火) 16:00~19:00
会場: 大阪大学豊中キャンパス 全学教育実験棟1階サイエンス・スタジオA
参加をご希望の方はこちらより事前登録をお願いします。
事前登録がなくても参加いただけますが、満席の場合は事前登録いただいた方の入場を優先させていただきます。本説明会は一般参加も受け付けています。社会人の方・他大学の方もふるってご参加ください。
プログラム
16:00-17:00 第1部(講演会)
「理系博士留学と卒業後のキャリア」
講演者: 美藤 成(Texas Instruments, ジョージア工科大学 電気コンピュータ工学科 博士)
テキサス州ダラスから中継
「文系の博士留学」
講演者: 松谷 優花(ハワイ大学マノア校 第二言語研究科 博士課程)
「理系の博士留学」
講演者:種田 修三(アリゾナ大学植物病理学専攻 博士課程)
「出願準備から合格まで」
講演者:馬渕 祐太(コーネル大学神経科学専攻 博士課程)
「まとめ」
講演者: 勝谷 郁也(ライス大学電気コンピュータ工学科 博士課程)
17:00-18:00 第2部(パネルセッション)
パネルセッションでは、事前登録フォームからお寄せいただいた質問を題材に留学経験者が討論します。学位取得後のキャリヤパスや、英語の勉強方法など実際の体験談を踏まえて幅広い質問にお答えしたいと思います。
18:00-19:00 第3部(入試エッセー講座)
米国大学院の申請で最も重要となるStatement of Purposeの書き方講座を実施します。
各セッションの間に10分程の休憩
講演者・パネリスト プロフィール
美藤 成(Texas Instruments, ジョージア工科大学電気コンピュータ工学科 博士)
2010年岡山大学工学部電気電子工学科3年時にイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校に1年間の交換留学を経験し、研究者の道を志す。2013年岡山大学を卒業後、ジョージア工科大学電気コンピュータ学科博士課程に進学し、アディティブ・マニュファクチャング技術を使った高周波回路の製造、エナジーハーベスティングや無線電力伝送への応用についての研究を行った (JASSO 長期留学奨学生)。2017年博士号を取得後、現在はTexas Instruments社Dallas Kilby研究所にてアディティブ・マニュファクチャング技術のICパッケージングへの応用や磁性体材料を使った回路の研究・開発に従事している。
馬渕 祐太(コーネル大学神経科学専攻 博士課程在籍)
2017年北海道大学 理学部 生物科学科 生物学専修卒業。同年8月、ニューヨーク州イサカにあるコーネル大学、Department of Neurobiology and Behavior入学。脳と行動の性差に関心があり、現在はショウジョウバエをモデルに、攻撃行動と求愛行動に着目して研究しています。説明会では、留学に至った経緯、出願準備などを私の経験を踏まえてご説明するつもりです。海外大学院進学を選択肢の一つとして、皆さんの進路選択にとって有用な情報を共有できればと思います。2017年度船井情報科学振興財団奨学生。
種田 修三 (アリゾナ大学植物病理学専攻 博士課程在籍)
2010年に兵庫県立神戸高校を卒業し、2015年北海道大学 農学部 生物機能化学科を卒業。大学4年時にウィスコンシン大学マディソン校への交換留学を経験し、学部卒業後アリゾナ大学植物科学科に進学。アリゾナ大学では植物内に生息する微生物の生態及びそれらの農業への応用について研究している。研究の一環としてパナマ、チリ、マレーシア、南アフリカでフィールドワークも行っている。2015年から2017年まで船井情報科学振興財団奨学生、2018年からは日本学生支援機構の海外留学支援制度奨学生として採用。海外大学院留学をサポートする情報サイトを管理しています。北海道大学の国際部と協力しているのでサイト内の体験談は主に北大出身者ですが、一般的な出願方法に関する情報も載っているので是非参考にしてください。
松谷 優花(ハワイ大学マノア校第二言語研究科 博士課程在籍)
2015年3月、大阪大学言語文化研究科博士前期課程卒業。2013年8月から1年間、カリフォルニア大学バークレー校教育学科に大学間協定交換留学。2015年8月、ハワイ大学マノア校第二言語研究科博士課程に進学。日本学生支援機構 海外留学支援制度(大学院学位取得型)奨学金受給者(2015-2018)。専門は会話分析、第二言語ライティング教育、ライティングセンター教育学。2017年1月から1年半ハワイ大学ライティングセンターにてライティングコーチとして勤務後、現在はハワイ大学英語教育部門にてライティング部門主任講師。大学院レベルの留学生を対象とした英語アカデミックライティングの講義を担当。2018年国際ライティングセンター学会Future Leaders Award受賞。
勝谷 郁也(ライス大学電気コンピュータ工学科 博士課程在籍)
2012年大阪大学基礎工学部電子物理科学科を飛び級により中退、2013年8月に学士(工学)の学位を独立行政法人大学評価・学位授与機構より取得。2014年3月大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻電子光科学領域修了。同大学で招聘研究員の後、2014年夏より、船井情報科学振興財団の奨学生としてライス大学電気コンピュータ工学科博士課程に在籍。日本での研究は覚せい剤の探知技術の開発。米国では高磁場光物性の研究に従事。
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